2012年10月16日 銀座に移転して、5回目の秋になります。

本当に早いもので西船橋から銀座に移ってまる4年、5回目の秋を迎えてます。はじめは私のように「料理教室の世界」のことをほとんど知らないのに、おこがましくも銀座の玄関口にお教室を開いてよかったものか、本当に無我夢中のスタートでした。

この写真はもちろん宮島の厳島神社です、実はさっき日帰りで広島から帰ってきました。早朝に家を出て羽田に車をおいて、また車で帰って来たので無駄な時間がないとはいえ、なかなか長い1日でした。朝が昨日のことのように感じます。5年前にも厳島神社でお願いをしたのです。その時は厳島神社・竹生島神社・江の島神社の3社参りをしました。方角やお願いをする時期も指示があって、レッスンの間をうまく時間をとってお願いにいきました。

銀座であなたのアイディアを広めていきなさいとある人に言われたのがきっかけでした。

神様の力を頂てきたって感じです。私のように微力な人間が何が出来るのだろうと思います。でも家庭でお料理をする人に私が考えてきた、日本の優れた家庭料理を初心者や出来なくて困っている人に「簡単・ヘルシー・美味しい」のアイディアを伝えたいと思うのです。

昨日食育インストラクターの講習をしました。生徒さんたちからFace Bookで「とってもためになりました。食への関心が一層深まりました。」等たくさんのコメントが届きました。

お料理を教えだして、20年以上になります。お料理を作る人、習う人の状況が大きく変わってきました。日本が変わってしまったのですね。生活も経済的に30年前のレベルに逆戻りです。でもお料理は、ある特定の恵まれた人だけがやるのではありませんよね。この4年間新たに銀座のお教室で出会えた大勢の生徒さんを教えていくうちに、ますます微力でも私が出来ること、やるべきことが、はっきりしてきたようです。

そうなんです、皆さんお料理は丁寧にご指導すれば皆さん得意になるのです。この4年間にどれだけの感謝の言葉やお礼を頂いた事でしょう。神様に報告とさらなるエネルギーを頂きに行ったのです。

これは今月のユースフルコースで作った和菓子です。レンジとフードプロセッサーでとても簡単です。栗のペーストで栗のいがぐり風に作ったのですが、なんだか菊のお花のようですね。でもいずれも秋にふさわしいかな。

この和菓子をのせた菊の花の輪島塗の銘々皿は、懐かしい32年前に福岡の社宅に新婚時代に住んでいたころお客様におもてなしをすることを楽しみにボーナスをはたいて買った記念のものです。当時の私には、身分不相応の高いものでした。お料理教室を開くことなんか夢にも考えなかったけれど、こんな形で夢がかなえて、習いに来て下さる生徒さんに感謝ですね。明日は、また試作です。これからも頑張りますので宜しくお願いします。

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